今日は、主に
「内省」持ちの人向けの
内容ですが、
他の人にもきっと
参考になると思います。
人が何かを考えるとき、
そこには問いが必要です。
言い換えると、
人は問いに答える形で、
その問いの答えを探すために
考えます。
「内省」上位の人は、
自ら問いを生み出し、
自ら答えを探して
考えているのです。
ということは、
乱暴に言うと
問いの質=思考の質
と言うこともできます。
例えば、
何か失敗してしまったとき
「なぜ、こんなことを
してしまったのだろう?」
という問を自分に投げかけると、
そうしてしまった自分を
延々と責めることに
なりがちです。
往々にして
「なぜ?」という問いは、
それを投げた相手を責める
ニュアンスを
持ってしまうものです。
この自分を責めてしまう
ニュアンスを
簡単に消す方法があります。
それは、問いを
次のように
変えてしまうことです。
「何がそうさせて
しまったのだろう?」
こういう問いにすると
原因は、あたかも
自分の外にあるような
感覚になり、
自分自身を責めることなく
ニュートラルに
原因を探りやすくなります。
(そもそも原因を
探る必要があるかどうかは
置いておいて)
そして、こんな風に
問いを
変えられるようになるには
自分を客観視する必要が
あります。
そのための一つの方法が
問いかける自分と
それを受けて考える自分とを
分けて認識することです。
もちろん本来は
問いかける自分も
答える自分も
両方同じ自分です。
それを敢えて
両者を分離して
イメージするのです。
そして、
問いかける方の自分の
キャラ設定を変えることで
問いを変えていくのです。
自分がネガティブな思考で
ぐるぐる回っている時は
問いキャラ自身が
ネガティブな思考と
なっているはずです。
「あー、もう、なんで
あんなこと
しちゃったんだろう?」
みたいに。
こういう問いに対する答えは
まず見つからないわけなので
この問いを続けている限り
そのループからは
抜け出すことはできません。
そこで、
問いキャラを
ポジティブなキャラに
変えてしまうと
こんな問いに変わるでしょう。
「ここから
学んだことがあるとしたら
それは何だろう?」
「次同じ場面が来たら
どうする?」
みたいに。
すると当然その答えも
未来に向かった
前向きなものに
変わっていくでしょう。
とは言え、これって
今の自分の中の問いキャラが
どういうキャラ設定に
なっているのかを
自覚していなければ
できないことです。
すなわち、
何が必要かと言えば
問いかけるキャラと
それに答える自分自身の両方を
俯瞰的に見ている
もう一人の自分を
つまり三番目の自分を
置いておく必要が
あるということです。
自分を客観的にみる
能力のことを
メタ認知力と言ったりしますが
ここでの“メタ”とは
“高次の”という意味です。
つまり、
より高い位置から
自分のことを俯瞰してみる
能力のことです。
問いかける自分と
それに答える自分自身を
そもそも分けていない状態は
自分のことを
まったく客観視できていない
状況だと思います。
まずはその二つの人格が
自分の中にいることを
認識する。
あるいは
そういうことにしてしまう。
その上で、
その両方の人格を
さらに別の人格が
眺めている。
こういう感覚が得られると
自分自身を良い状態に
マネジメントしやすくなると
思います。
それが
感情のマネジメントにも
つながりますよね。
あっ、
ここで書いたことは
特段困っていない人は
何も考える必要は
ないと思います。
問題のないところに
わざわざ問題を作る必要は
ないですからね。
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