今日は、
昨日の記事に関連して
少し違う視点から
書いてみます。
昨日は、
私のようなタイプの人間の
マネジャー的役割としての
成熟した振る舞いは
どういうものかという
お話しでした。
前回は、
自分自身の振るまいとして
どう考えるかを
テーマとしましたが
今日は
相手との関係性の中で
自分と相手との違いを
どう認識し
相手とどう関わるかについて
書いてみます。
まず、
昨日書いたような
私みたいなタイプの
上司に対し
違う強みを持つ部下が
どう感じるかを
想像してみたいと
思います。
ちなみに、
私自身がマネジャーの頃は
どちらかと言えば
「責任感」「分析思考」が
強く出ていたので
何でもかんでも
引き受けるというのは
そんなに強く出ていた訳では
ありません。
と
言い訳したくなったので
挟んでおきます!(笑)
で、
私のようなタイプ
すなわち
行き当たりばったりで
断れずに
何でも引き受けて
しまいがちなタイプの
対極に位置しやすいのは
「戦略性」や「目標志向」を
上位に持つ人だと思います。
これらの資質を
上位に持つ人は
“とりあえず”との感覚では
あまり動かないと
思います。
そして、
「調和性」と
統計的に
対極に位置しやすい
「戦略性」上位の人は
むやみやたらに
相手に合わせようとは
しないと思います。
なので、
そういう人からすると
「適応性」x「調和性」的に
行き当たりばったりで
周囲の意見に流されがちな
人を見て
「何だかなぁ…」と
思うのは当然だと
思います。
で、
この「何だかなぁ」で
止まっていると
そこから先の
関係性の改善には
結びついていかないと
思うのです。
それは何故かと言えば
相手のことを
ただ否定的に
見てしまっている
からです。
この状態で
何が起こるかと言えば
相手(上司)の
やることなすこと
すべて否定したくなると
いうこと。
つまりは、
極論すると
単なる人格否定に
なりかねないのです。
そこで
何が必要かと言えば
まず強み目線で
相手のことを見てみると
いうことです。
行き当たりばったりで
何でも引き受けてしまう
という
相手の否定したくなる
部分も
それをひっくり返すと
自分にはない強みと
なるはずです。
具体的には、
その時々の状況や
相手により
柔軟に立ち回れるという
強みです。
つまりは、
誰しもその人なりの
強みがあり、
それと同じだけの
弱みがあるという
その単なる事実を受け入れ
意識的にまず
相手の自分とは異なる
強みをていく
ということです。
そうすることで
相手の言動を
よりニュートラルに
見ることが
出来るようになります。
そしてその上で
客観的に見て
相手の好ましくない
言動に対しては
アサーティブに
それを変えることを
要求すれば良いと
思うのです。
相手の特徴を
弱みとしてしか
捉えられていない状況では
なかなか
アサーティブには
なれません。
すなわち
アグレッシブ、
攻撃的な
要求になって
しまいがちです。
なぜならば
自分はOK、
相手はNGとの
関わり方に
なってしまうから。
そうではなく、
相手の強みは強みとして
理解し尊重しつつ
それでも変えて欲しい
言動があるのであれば
それを率直にお願いする。
それこそが
自分と相手を共に尊重する
アサーティブなあり方
そのものだと思います。
そして恐らく
もう一つ言えるのは
自分の側の見方を
変えるだけで
起こるのは
関係性そのものの
良い意味での変化です。
相手をひたすら
否定的に見ていると
その前提での
こちらの
振る舞いになるし
相手を否定するための
証拠探しばかり
している状況に
なります。
すると相手は
次々に自分にとって
不愉快な言動を
とってくれます
(のように感じます)。
相手に好意的な目を
向けていれば
当然この逆が
起こります。
すると必然的に
自分の相手に対する
関わり方が変わり
当然それに対する
相手の対応も変わります。
すなわち
片方の見方が
変わるだけで
関係性そのものが
変わっていくのです。
これは自分が過去
マネジャーの頃に
実体験したことでも
あります。
すなわち
今日の記事は
部下目線から
書きましたが
当然その逆側から見ても
同じことなのです。
「何だかなぁ」
と感じる相手がいたら
そしてその人との
関係性を
改善したいと
思うのであれば
相手の
不快に感じるところ
そのものを
思い切りひっくり返して
みることを
お勧めします。
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