昨日の続きになりますが、
正直に言うと、
私は一対一のコミュニケーションに
強いコンプレックスを持っていました。
相手と向き合うと、
いつもどこか焦っていたのです。
「何か面白いことを言わなきゃ」
「気の利いた話題を出して、
場を盛り上げなきゃ」
会話が途切れて沈黙が訪れるのが怖くて、
必死に頭を回転させていました。
なぜなら、当時の私は
「こちらから
価値ある話題を提供できない自分には、
人としての価値がない」と
思い込んでいたからです。
相手を退屈させてしまう自分は、
つまらない人間だ。
だから、無理をしてでも
「気の利いたことの言える自分」を
演じなければならない。
そうやって
自分を追い込んでいたので、
誰かと会った後は、
いつもどっと疲れていました。
では今、その呪縛が解けて、
私が「話し上手な面白い人」に
なれたかというと、
決してそんなことはありません。
むしろ、
「もう面白い話なんてできなくていいや」と、
ある意味で降参したのです。
今の私にできるのは、
ただ目の前の相手の話を
じっくり聴くこと。
そして、
相手が言葉にするのを
待つことだけ。
自分から出すのは、
これまで学んできた中で
「今のこの人に役立ちそうだな」
と思うことを、
少しずつ差し出すくらいです。
基本的には、
完全に「受け身」です。
ところが不思議なことに、
必死に話そうとしていた頃よりも、
今の方が
「知識さんと話ができてよかった」
と言っていただけることが
増えたのです。
「何も気の利いたことは
言えないけれど、
こんな自分でも役に立てるんだな」
最近になってようやく、
そう思えるように
なってきました。
なぜ、
受け身の私が喜んでもらえるのか。
自分なりに考えてみると、
おそらく私が
「否定的な態度をとらない」から
ではないかと思います。
「あなたは、あなたのままでいい」
これが、
今の私の偽らざる本音であり、
基本スタンスです。
もちろん、
最初からそう思えたわけでは
ありません。
かつての私は、自分自身に対して
「もっと完璧でなければダメだ」と
常にダメ出しをしていました。
自分に厳しい人は、
他人にも厳しくなります。
「なんでそんなこともできないの?」と、
自己否定の裏返しで、
心の中で
他人を裁いてしまっていたのです。
でも、
そんなふうに
自分も他人も許せない生き方は、
あまりにも苦しい。
その生きづらさに気づき、
私はコミュニケーションを、
そして「聴く」ということを
一から学びました。
ストレングスファインダー®を通じて、
人の多様性を
理屈ではなく肌で知りました。
そうやって、
「面白い話ができない自分」
を許す練習を重ねてきたのです。
自分に対して
「たいした話はできないけど、
まあこれでいいか」と思えると、
不思議と相手に対しても
「無理しなくていいよ、
そのままでいいよ」という
穏やかな空気を
向けられるようになります。
結局のところ、
コミュニケーションの極意は、
話術よりも
「自分への許可」なのかも
しれません。
自分への「OK」が、
そのまま相手への「OK」として
伝わっていく。
これからも、
そんな前向きな循環の中で、
人と関わり続けていきたいと
思っています。
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