福島県の土屋直史さんから「亀の尾」の新米が届きました。

「亀の尾」という品種名をはじめて聞いたという方も多いのではないでしょうか。その歴史は、19世紀末の山形県で、阿部亀治さんという農家さんの手で生み出された「亀ノ尾」に遡ります。冷害に強く収量が多い、ご飯にもお酒用にしても美味しい、という特長が好まれ、すぐに代表品種となりました。

時が過ぎ、20世紀になると次第に作る人はいなくなっていきました。現代的な化学肥料を使う農法と亀の尾との相性が悪かったのだそうです。

しかし、その優れた遺伝子は、よりよいお米づくりのために邁進した育種家たちの手によって、現代でも大人気のコシヒカリやササニシキなどに受け継がれているといわれます。ということは……！ 現代の美味しいお米たちのほとんどは、この「亀の尾」の血筋と言っても過言ではないのです！！

……さて。
土屋さんの「亀の尾」は、どんなふうに現代まで生き延びてきたのでしょうか。商品説明にはこうあります。

“品種誕生当時の形質に最も近いとされる種を譲り受け、猪苗代町で栽培、種採りを繰り返して4年目になります。肥料、農薬を施さずに栽培した無施肥自然米（有機JAS認証取得）です”

うん、これはすごい。
もう言葉はいりません。こんなすばらしいお米に出会えた感動を涙の塩味と共にかみしめながら、先祖たちに感謝をしながら、食べましょう！

岡山県の林慎悟さんから冬が旬のぶどう「コールマン」が届きました！

某マツコさんの人気テレビ番組で一躍話題の人となったぶどうマニア…もとい、林ぶどう研究所所長の林さん。

通常は8〜10月がぶどうの収穫時期になりますが、冬に収穫できるめずらしいぶどうということで、別名「こたつぶどう」とも呼ばれているそうです。かわいいですね♡

甘さは、巨峰やシャインマスカットなどに比べると控えめ。水分が多くとってもみずみずしいので、こたつに入りながら、ぬくぬく＆ぱくぱく食べていただきたい逸品です。

今年最後の冬のぶどう。
旬の終わりにありがとう。いただきます！

石川県の逢坂伸司さんより「訳あり香箱カニ」が届きました！

北陸地方では、ズワイガニのオスを加能ガニ、メスを香箱（こうばこ）ガニと呼ぶそうです。

香箱ガニはオスに比べて体も小さく、派手さは劣りますが、味はほのかに甘みがあり、何より内子（うちこ）と呼ばれる甲羅の中にある卵が絶品！ いちど食べれば、小さな身に凝縮された濃厚なコクとうまみのトリコになること間違いなしです！

「足が2本以上取れている」「受精後の卵である外子の量が少ない」「サイズがバラバラ」という【訳あり】ですが、自分用なら全く気になりませんよね！

カニ漁は11月6日に解禁日を迎えたばかり。生きたまま発送される冬の女王をご堪能ください〜！