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ニュースに対して自分の意見を英語で表現するための
参考としてもらうための記事シリーズ (2)-2

ニュースに対して自分の意見を英語で表現するための参考としてもらうための記事シリーズ第2弾。今回も、3/28から流通開始となった、イギリスの new £1 coinについての記事を題材にしてみよう。

■「情報の出し方が上手いね」編

The news says that this new coin has a hidden security feature to protect it from counterfeiting. Considering the fact that 2.55% of £1 coins in circulation were estimated to be fake in 2015, it is wise of the Royal Mint* not to reveal any details about the additional feature. But still, counterfeiters will definitely try to duplicate this new £1 coin, too. Whatever the "hidden feature" may be, I hope it will really produce the intended result.

(背景説明):
* the Royal Mint: 王立造幣局→英国の硬貨鋳造を担当する政府の施設。ここでの mintはスースーするやつではなく、ラテン語 moneta (money)を語源とする「造幣局」の意味。

(大意): ※直訳ではありません。
ニュースによると、新 £1硬貨には偽造防止のための「隠れた」特徴があるという。2015年の調査において、流通している £1硬貨の 2.55%がニセモノであると推定されたという事情を踏まえると、王立造幣局がこのセキュリティー上の特徴についての情報を公開しないというのは賢いやり方であろう。とはいえ、新 £1硬貨も偽造しようとする輩は必ず現れることが予測されるので、「隠された特徴」がどのようなものであれ、狙い通りの(偽造防止の)結果を導くものであってほしい。

■ 英語表現の解説

counterfeit: | ˈkaʊntəfɪt | <動>「〜を偽造する」/ <形>「偽造の」
上の英文では、動詞の意味で duplicate, 形容詞の意味で fakeをそれぞれ言い換え語として用いている。

in circulation: (貨幣が)流通して (⇔ out of circulation)
circulationという「状態」の内部/外部にあるというように、空間関係のメタファーで捉えられている。

duplicate: 〜を複製する

intended result: 意図された結果
[人]が[結果: result]を意図する: intend → resultは intendされるもの=受動関係で過去分詞を用いる。

次回(この記事についてのラスト)は「現 £1硬貨が通用するのは今年の10月15までだって?」編をお届けします。
どうぞお楽しみに♪
本物の英語教師 ガリレオ
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