■ Claudiaのメール英文解説
1. what made me talk to assist Yumiko
意味としては「なぜ私が Yumikoに助言を申し出たのか」ということだが、英語としてより自然な発想では、このように「何が私をそうさせたのか」の使役構文で表現されることが圧倒的に多い。
※参考クイズ:「なぜそんなに怒ったの?」を英訳しなさい。
△
Why did you get so angry?
→ 'You got so angry.'となった理由を問うている言い方。よって
got angryした責任は
youに帰されており、相手を責める or たしなめるような響きを持ってしまう。
◎
What made you so angry?
→ 'You got so angry.'となる状況を作り出した原因を問うている言い方。よって
got angryしたのは何らかの外的要因が働いたことが前提とされており、英語表現としては相手を責めることのないニュートラルな尋ね方となっている。
2. disturb
ホテルに泊まった時、'DO NOT DISTURB'「起こさないでください」という札を見たり使ったことがあるかもしれない。
disturbという単語は 'to interrupt someone'の意味で、「起こす」に限らず他人が何かをし(続け)ようとしているのを邪魔することを表す。Claudiaだけでなくイギリス人の基本的な行動様式としては、
disturbing peopleは避けるべきことと考えられているそうなので、実際かなり例外的な行動であったといえよう。
もっとも、声をかけてくれたおかげで、更家さん曰く「初めて英語の教材で楽しいと思った」
English Fileシリーズに出会えたわけなので、
disturbどころか大変ありがたい話であったわけなのだが (^_^)v
3. or better
'A or B' の形は、A/Bに入るのが語であれ句であれ節であれ、二者択一の事項を表す。 従って選択肢を確認すると、
- A = It must have been destiny「運命であったに違いない」
- B = it was just meant to be(4の解説参照)
この2つの選択肢を示した上で、'A, or better, B' では、「AよりもむしろB・Aよりもっと良いのはB」のように、一度 Aを噛ませ犬的に提示しておいて Bの方を強く推す言い方となる。
4. it was just meant to be
LDOCE5の
[something] was meant to be/happenの項には、
used to say that you think a situation was certain to happen and that no one could have prevent it.
[概要]: ある状況が確実に起こり、誰もそれが起こることを妨げられ得なかった、と考えることを表すのに使う。
と定義されている。 まさに、更家さんとの出会い→ガリレオとの Team Teachingという流れが、自分の意思を超えた何かに誘われた感覚が映し出された表現といえよう。 |