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The English Observatory
TIME/BBC/FTで学ぶ
「今、この世界で話されている英語」(2016 7/8~14)

ガリレオ研究室の Facebook pageにおいて、7/8より突如「1日1投稿」を始め、まぁ今のところ続いています。(天才のひらめきは突然起こるものである。)

そのメインコンテンツとなっているのが、TIME/BBC/Finaicial Timesなどの記事を取り上げての英語解説。

現在は特に Brexit(イギリスのEU離脱)関連の記事を取り上げることが多くなっており、「今、この世界で話されている英語表現」をことばとして観察する内容となっている。

今回の記事では、この1週間で投稿した記事と解説をまとめて配信します。

まさに今、世界で話題になっているテーマにおけるキーワードを取り上げているので、ぜひ即戦力として役立ててもらいたい。

Brexit: Dual nationality on the table for Britons?

■Vocabulary
dual nationality | ˈdjuːəl ˌnæʃəˈnælɪti |: 二重国籍
on the table: (案・考えなどが)検討中・審議中で
→ ここでの tableは会議室のもの。議題として資料がテーブルの上に置かれているイメージ。
Briton | ˈbrɪtn̩ | [名]: a person from Britain
→ 発音は Briton(国民) - Britain(国名)ともに同じ。

■記事概要
Brexitの国民投票の結果を受け、離脱後もEU圏内での生活・仕事を維持したいと望むイギリス人の中では、二重国籍の申請を真剣に検討し始めている人が増えている。
同時にEU諸国側も、申請の受け入れや、現時点で国内で生活しているイギリス出身者への対応について検討・発表を行っている。

→記事全文は こちら

Migrants become more picky about British jobs

■Vocabulary
migrant | ˈmaɪɡrənt |: 移民←季節労働者←渡り鳥
picky | ˈpɪki |: 選り好みする (= fussy)
Brussels sprout | ˈbrʌsl̩z spraʊt |: 芽キャベツ
※Brusselsの発音に注意!「bRァソゥz」のようなイメージ

■日英入れ子式 英作文演習
イギリスの農家は / Britain's farmers / 不足に直面している / face a shortage / 野菜の収穫手伝いの / of vegetable pickers. //

■記事概要
Brexitの国民投票 (referendum) の結果を受け、ポンドが急落したことにより、イギリスで季節労働をしていた移民たちの中には、より良い賃金を求めて他のヨーロッパ諸国に移ろうとする人も出てきている。農場や工事現場など、労働力を移民に頼ってきた業種は、働き手が一気に流出する危機に直面している。

■ことばで遊ぶ
タイトルで使われている pickyという単語は、移民労働力の典型例として記事に登場する vegetable pickerとかけている。

How to Learn New Skills Twice as Fast, According to Science

■Pick up 文法解説:倒置
Not only does science show that hobbies can boost your work performance, but many of them, from playing video games to playing guitar, can also make you smarter.

Not only~のように否定語が文頭に来ると、主語と動詞が倒置されてyes-no疑問文と同じ語順になる→ does science show...

boost [動]: 〜を高める(booster「ブースター」→エンジンなどの回転を高めるもの)

not only A but also B「AだけでなくBも」という形で覚えている人も多いと思うが、butと alsoは必ずしも隣同士セットということではなく、上の例のように alsoが実際に修飾する動詞句(make you smarterにすること「も」できる)の中に現れるケースも実際にはよくある。

■日英入れ子式 英作文演習
科学が示しているのは〜だけではなく / Not only does science show / 趣味が仕事能率を上げるということ / that hobbies can boost your work performance, / その(趣味の)多くによって / but many of them, / ゲームをすることからギターを弾くことまで / from playing video games to playing guitar, / より賢くなることもできるということである / can also make you smarter.//

→記事全文は こちら
[概要]: 研究によると、新しいスキルを習得するには、同じ練習パターンを繰り返すよりも、程よい変化をつけながら練習する方が効果的である。

The Real Star of David Cameron’s Last Day Is Larry the Cat

■Vocabulary
・take a ribbing | ˈrɪbɪŋ |: (人から)からかわれる
・a dog person: 犬派・犬好き
・a.k.a. = also known as: 〜としても知られる・またの名を
・civil servant | ˈsɪvəl ˈsəːvənt |: 公務員・役人
・feel affectionately | əˈfekʃənətli | toward A: Aに対して愛情を持っている
・feline | ˈfiːlaɪn |: ネコ科の(fe部分の発音に注意!「フィーラィン」)

■Background Information
Larry the Cat:
イギリス首相官邸の「ネズミ捕獲長 = the Chief Mouser」として正式に「雇用」されている猫。
首相個人のペットではないため、David Cameronは辞任に伴って現職の Larryともお別れということになる。

10 Downing Street
イギリス首相官邸の所在地。221B Baker Streetと同じように、イギリスでは住所によるメトニミーによって、その建物が持つ意味を示すことが多い。

David Cameron = "a dog person"?
Telegraph紙などの噂で、キャメロン(前)首相は犬派であり、猫の Larryのことは好きではないと思われてきた。
それを受けて、キャメロン氏は最後のPMQ (=Prime Minister Question)にて "And the rumour that somehow I don't love Larry, I do."「そして何やら私が Larryを好きではないという噂ですが、好きですよ。」とコメントし、Larryを膝に乗せた写真をツイッターに「証拠」として上げている。

→記事全文は こちら

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☆前回のメルマガの訂正☆

先日配信した「【London ことば・文化探訪】Team Teaching始動へ!(1)」にて、
"4月から生活拠点が Londonとなった*更家さんも来てくれて〜"というように書きましたが、更家さんの生活拠点は変わらずモナコとのことでした。4月から次女のクリステルさんが、Londonで働く長女の小麦さんの元で Chelseaの私立学校に通うようになった関係でよく訪れており、勘違いをしていました。

お詫びして訂正いたします。

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