語学習得には自己学習が不可欠ではあるけれども、一人で進めて「まぁ大丈夫」という太鼓判を押されるまでは、手本をさらうこと(=習って復習)にのみ集中するのがよろしい。ガリレオ自身も新しい言語を学ぶときは必ずこれを守っている。
英語初学者に向かっても、「とにかくできる範囲で英文を作ってみましょう」だの「英語で日記を書いてみましょう」だの「たくさん音読やシャドウイングに励みましょう」たのと勧める輩が多い。しかしガリレオからすれば、文法や発音の基礎も身についていないうちは【間違えて覚えるからやるな!!】である。
自己学習ができるレベルまで導くのは教師の役目。早く上達したいという学習者の気持ちもよくわかるが、そうであれば尚更、学習の【質】にこだわろう。円楽流でも、素直な心で inputしたものをもう一度自分の頭で「考える」というプロセスが非常に重要視されていることがわかる。
自己流で作文した間違いのある英文をインチキ発音で1万回唱えても害にしかならない。それよりも、きちんと習って理解し発音練習も行なった英文を「10回以内に覚えて正しい発音で言えるようにする!」と意識を集中した方が、1万倍以上の効果を発揮する。
ぜひ、この記事と円楽師匠の動画をふたつの目で見てふたつの耳で聴き、ひとつの頭で考えてみてください。 |