ガリレオ研究室ブログ「ことば の みかた」最新記事情報です。
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発音に英国の風を吹かせる "ask-words"について |
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イギリス発音に見られる典型的な特徴として、アメリカ発音では / æ /(アとエの中間音)が現れるところで / ɑː /(口を大きく開いた「ア〜」)の発音になる単語がある。
Askが代表例であることから "ask-words"と呼ばれるのだが、これは「いかにもイギリス発音!」という印象を与える発音のひとつと言えるだろう。これを知っておけばイギリス英語の発音の聴き取りが楽になるし、身につけておけば「発音がブリティッシュですね〜(*゚▽゚*)」と憧れられる(?)チャンスにも恵まれる可能性がある。
※何より、ガリレオは個人的にこの音の響きが好きなのだ。
askedを / ɑːst /と発音するイギリス人には "惚れてまう" ( ̄m ̄;) |
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さて前置きが長くなったが、ask-wordsの出現する環境をまとめておこう。
(1). / f, θ, s /の前:
after, half; bath, path; castle, class, fast, last, pass など
(2). 「/ m / + 子音」の前:
example, sample
(3). 「/ n / + 子音」の前:
advantage, answer, aunt, can't, dance, demand, France など
(4). (1)~(3)の派生語:
halves, paths など
(5). 例外:
rather, lather
※参考文献:
- 『新装版 英語音声学入門』(竹林&斎藤, 2008, 大修館書店)
-
English Pronunciation in Use Intermediate Second Edition (Hancock 2012, CUP)
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☆Here is the Path to Wonderland★
「典型的なイギリス発音」であるが故に、ノンネイティヴが真似るなら正しくやらないと、逆に「いかにも英国気取り」のようでかえってカッコ悪い。例えば
catはイギリス発音でも / kæt /であり、これを /kɑːt /と言おうものなら「おめ、訛ってんぞ?」になる。
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