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ニュースに対して自分の意見を英語で表現するための
参考としてもらうための記事シリーズ (2)-1

ニュースに対して自分の意見を英語で表現するための参考としてもらうための記事シリーズ第2弾。今回は、3/28から流通開始となった、イギリスの new £1 coinについての記事を題材にしてみよう。

■「これからの時代を考えると無駄が多い」編

Although the new £1 coin looks beautiful and will attract collectors, I wonder how much it will cost to change the lockers, vending machines and shopping trolleys*. Nowadays, e-cash systems are becoming more and more popular and this trend will continue. I think it would be more convenient to make them work with, say, an Oyster card**, when changes have to be made anyway. Obviously, we are moving towards the cashless society and from this point of view, all the efforts and troubles to prepare for the new design do not appear to be worth the cost.

(背景説明):
* イギリスのスーパーマーケット(TESCOなど)では、ショッピングカートを使用する際に £1 coinを鍵穴に挿入してチェーンを解除する必要がある。
** ロンドンの公共交通機関で使用される ICカード。リンク先の「ことばのみかた」ブログ記事: 【London ことば・文化探訪】#6 日本のスイカは英国の牡蠣も参照のこと。

(大意): ※直訳ではありません。
確かに新しい £1コインは見た目も良く、収集家にとっても魅力的なものかもしれないが、このためにコインロッカーや自動販売機、ショッピングカートの仕様変更をするのにどれくらいの費用がかかるのだろうか。電子マネーがますます普及してきている今日では、どうせ何かしらの変更を加えなければならないのだとしたら、オイスターカードのような電子マネー対応にしたほうが便利なのではないか。明らかに社会はキャッシュレスの方向に進んでいるわけで、この観点から言えば、新硬貨に対応するための手間は割に合わないように思われる。

■ 英語表現の解説

e-cash: 電子マネー (electronic cashの略)

the cashless society: キャッシュレス社会
→ 想定上、共通認識できる社会の状況を指しているため、定冠詞 theを用いている。

be worth the cost: 費用だけの価値がある・割に合う
→ be worth + [時間・費用・労力などを表す(動)名詞]で「〜の/〜する価値がある」の意。
類例: This museum is worth a visit. / This book is worth reading.

次回は「「情報の出し方が上手いね」編をお届けします。
どうぞお楽しみに♪
本物の英語教師 ガリレオ
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