英語を学んでいれば、upstairs / downstairs という表現は遅かれ早かれ身につくであろう。しかし「階段の上/下」となると?…案外盲点になるのではないだろうか。
ガリレオ自身も痛感することだが、外国語環境での英語学習では、英語圏での日常生活でリアルに必要となるような表現が意外に頭に入っていないことがよくある。
学習環境の壁を越えるのは簡単ではないし、打開策と呼べるような画期的なアイディアを有しているわけでもないが、自身の学習を俯瞰で眺め、足りない部分を「知っておく」だけでも違うはずである。
この意味でも今年、数日間ながら Londonことば・文化探訪に行けたのは有意義な経験であった。周囲の人たちが話す英語表現に鋭くアンテナを伸ばし、言えなくて悔しい思いをした表現は調べて次の機会には言えるようにする…こうした姿勢を伴って初めて、留学やら海外生活が語学力伸長に与するというものなのであろう。