一次試験対策
一次試験対策としては、まず論理関係を押さえながら長文を読解する力の養成に集中的に取り組んだ。
具体的には…
- Google Driveの Web資料で本文を色分けしながら、筆者の主張 vs. 対立意見、第3の視点(およびそれぞれの抽象的な要約箇所と具体例)を整理した読解
- 上記の力をもとに、馴染みのない内容や専門用語が出てきても文脈から内容を把握していく方法(授業で扱った過去問には、
serpentine columbineという植物に関する文章があった。セイヨウオダマキというらしいが、ガリレオも知らない単語である…が、正しい読解力があれば全く問題にならない。)
- 本文内容と選択肢の照合のポイント:内容がいかに要約され、言い換えられているか?
といったポイントを重点的に指導していった。当初は、典型的な間違いのパターンとして「部分的には本文に現れている情報を含んだ選択肢を選んでしまう」という傾向が見られたが、正しい読み方の勘所を押さえられるようになるにつれ、そのような出題者が張り巡らせたトラッブに引っかかることなく、適切な選択肢を見抜けるようになっていった。
とりわけ英検準一級以上では、このように論理展開を踏まえた読解力が、結局はリスニング・英作文、さらには二次試験へと繋がる基礎となっていく。今回はこの基礎力養成に数回のレッスンをかけて丁寧に指導が行えたことで、ライティング添削やリスニング対策はポイントを絞って進めることができたと自負している。
実際、生徒もリーディング対策の効果を特に実感してくれていたようで、一次合格時には以下のようなメッセージを送ってくれた:
準一級の一次試験の合否を確認したところ、合格していました!
先生のポイントを押さえた、リーディング対策のおかげです。
中間テストが終わったら、二次試験の対策をお願いしたいです。
よろしくお願いします!!