研修中の授業ではシェイクスピアを読み、解釈するだけでなく実際に声に出して演じてみる機会が多く、声に出してこそわかる言葉のつながりや音の美しさや、リズムの心地よさに改めて魅了されました。普段の大学の授業では、英語を話す際も先生はすぐにニュアンスで理解して助けてくれたり、日本人同士では日本語の単語を交えたりして、なんとなく英語を話して分かり合うことができてしまっていました。今回文化や慣習などといった背景知識を共有できず、日本語を一切知らない方たちと話す機会が多い中で、英語のみで意思疎通することの難しさを強く感じました。適切な表現と適切な単語をその場に合わせて使えるようになるまでには、まだまだ道は長いと感じられたことは大きな収穫でした。不自由さを感じると同時に、英語を通して知らない世界を知り、視野を広げることの楽しさもたくさん味わいました。将来、海外と何らかの形でかかわっていたいという気持ちも芽生えてきたので、その気持ちを大事に、もっと真剣に向き合っていきたいです。
研修を通して出会った人たち、特に、アシスタントとしてプログラム全体をサポートしてくださった現地の大学生・大学院生たちは教養があって自信にあふれていて、それでいて温かくユーモアたっぷりの素敵な人たちでした。また、参加している学生も年齢・国籍・バックグラウンドも同じ日本の大学生でありながら様々で、個性豊かで意識が高く、学ぶことに対する姿勢に刺激を受けました。
残りの学生生活に生かしていけるヒントをたくさんもらうことができた研修となりました。
*太字・文字の色付けはガリレオによる。