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新たな生徒のレビューをいただきました!
(N. H.さん・40代男性)

生徒のレビュー_N.H.さん

■ ガリレオ研究室を選んだきっかけ

 インターネットでオンライン英会話(日本人)を検索していたところガリレオ研究室を見つけ、無料体験を受講し、リスニングだけでなく総合的な英語を学べると思ったから。

■ ガリレオ研究室の授業を受けて伸びたと思う能力・学習意識として変わった点

 リスニングにあたり聞き取れないときなどは文法からどういったものが推測されるかなど、改めて文法が重要であることを認識しました。


(補足情報):
 2017年9月のTOEIC公開テストにて、スコア 730点 (リスニング 390 / リーディング 340)を達成。「前回が3月で久しぶりの試験でしたが、聞き取れる部分が多くなったように思います。」とのお声を頂きました。目標の800点台に向けて努力を続けられています。

→ レビュー全文は ガリレオ研究室ホームページにてご覧ください。
(ガリレオからのコメント付き)

■ ガリレオの補足:「聞き取れない」2つの原因とは?

N. H.さんが「改めて文法が重要であることを認識しました。」と実感してくれた通り、リスニングにおいては「①文法的知識に基づいた予測」「②正しい英語の発音/リズムと、自分が口に出す発音/リズムの差を限りなくゼロに近づけること」が両輪を為します。

実際に N. H.さんとの授業であった例のひとつとして、"find solutions ---- the problem"というフレーズの空所を聞き取って埋めるタスクの際、 to forかで迷ってしまったということがあった(正解は to)。

カタカナ発音的に「トゥー」vs.「フォー」なのであれば迷いようもないだろうが、実際の英語としての発音では弱形で / tə / vs. / fə /となるので、両者の聞き分けは想像以上に難しい。もちろん、閉鎖音 / t /なのか摩擦音 / f /なのかを細かくキャッチできる力も重要であるが、この場合は特に直前に摩擦音 / s /が来ていることもあって難易度が高い。

一方で、前置詞 to / forの本質および problemに対する solutionの関係をあわせて考えると、forは単に「方向(性)」を表すのに対し、toGOALの意味概念を担い「到達」の含意を持つ:

  1. She left for the station, but she didn't get there.
  2. ?She went to the station, but she didn't get there.(←矛盾した内容となる)

(佐藤芳明・田中茂範 (2009) 『レキシカル・グラマーへの招待』開拓社, 東京)

ここで、solution(解決策)は problem(問題)に対して「到達」して然るべきものであることを踏まえると、上のフレーズは "find solutions to the problem"が適切と判断できる*。経験則ではあるが、「このように言うはずだ」という予測が頭の中に立つほど、実際に正しく聞こえてくる実感を得られるようになってくる。

*【注】: "the best solutions for managing waste"のように、solution for ~が非文法的というわけではない。しかし "solve the problem"という V-O関係の動詞句の表現から考えても、problemとのコロケーションとしては toの「到達・密接な結びつき」のイメージが感じられよう。

リスニング学習においては、「スクリプトを読めば理解できる・そのような表現をすることを知っている」のであれば、上で言う②の発音矯正をメインとした対策が必要であり、「読んでもわからない・腑に落ちていない単語や表現がある」のであれば、①の文法理解を深めるアプローチから始める必要がある。Problemsの原因に応じて、当然 solutionsも異なってくるため、ぜひ自身の学習の参考にしていただきたい。

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