特定非営利活動法人グローカルメディカルサポート NEWS & TOPICS
【GLOCAL MEDICAL SUPPORT】 NEWS & TOPICS
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【GMS】NEWS & TOPICS Vol.17 (May 2018)
世界の熱帯医学、渡航医学、感染症のニュース&トピックスをピックアップしてお届けします! このGMSニュースレターは、特定非営利活動法人グローカルメディカルサポートの会員およびマヒドン大学熱帯医学短期研修にお申込みいただいた方に配信しております。 アフリカにおいて小児に対する アジスロマイシンのマストリートメントが死亡率を減少させた! アジスロマイシンの経口投与はトラコーマの発生率を減らし、また偶発的に他の疾患を減少させる。マラウィ、ニジェール、タンザニアにおいて、アジスロマイシンのマストリートメントの効果を評価すべくRCTを行った。プラセボ群とアジスロマイシン投与群(6か月おきに4回)に分けて、1533のコミュニティーにおいて、小児の死亡率を評価した。各々のコミュニティーにおいてアジスロマイシン投与群では有意に死亡率は低下していた。アジスロマイシン投与群では1000人年あたり14.5件に対してプラセボ群では16.5件であった。特にニジェールでは死亡率の差が顕著であった。1-5カ月の小児は他の年代の小児に比べてアジ

【GMS】NEWS & TOPICS Vol.16 (May 2018)
世界の熱帯医学、渡航医学、感染症のニュース&トピックスをピックアップしてお届けします! このGMSニュースレターは、特定非営利活動法人グローカルメディカルサポートの会員およびマヒドン大学熱帯医学短期研修にお申込みいただいた方に配信しております。 下痢性疾患が世界に与えるインパクト The Global Burden of Diseases, Injuries, and Risk Factors Study 2015 (GBD 2015) という研究グループが25年における世界全体の下痢の症例、死亡数、また原因疾患について解析を行った。2015年において、下痢は全ての年代において最も多い死亡原因であると推測した。さらに小児に対するインパクトが多いため、DALYsに与える影響も最も多い。下痢性疾患は5歳以下の小児の一般的な死亡原因である。2005年と2015年を比較すると下痢性疾患による死亡数は20.8%減少している。下痢の死亡原因で最も多いのはロタウイルスで、赤痢、サルモネラが続く。5歳未満の小児において下痢性疾患

【GMS】NEWS & TOPICS Vol.15 (Apr 2018)
世界の熱帯医学、渡航医学、感染症のニュース&トピックスをピックアップしてお届けします! このGMSニュースレターは、特定非営利活動法人グローカルメディカルサポートの会員およびマヒドン大学熱帯医学短期研修にお申込みいただいた方に配信しております。 アラスカのホームレスの間にアウトブレイクした侵襲性の高いA群レンサ球菌 2016年7月から2017年4月にアラスカのアンカレッジで42名のA群レンサ球菌のアウトブレイクを経験した。そのうち35名がホームレスであった。流行した型はemm26.3で他の株と比べ、蜂窩織炎、壊死性筋膜炎との関係が深いとされた。 アンカレッジの6施設において、咽頭培養、皮膚培養を施行し、391名のホームレスにアジスロマイシン1gの投与を行った。投与前、投与後6カ月を比較すると培養陽性例は4%が1%に減少し、発生率も1.5例/1000人から0.2例/1000人に減少した。 写真出典:Wikimedia Commons Clin Infect Dis. 2018 Mar 19;6

【GMS】NEWS & TOPICS Vol.14 (Apr 2018)
世界の熱帯医学、渡航医学、感染症のニュース&トピックスをピックアップしてお届けします! このGMSニュースレターは、特定非営利活動法人グローカルメディカルサポートの会員およびマヒドン大学熱帯医学短期研修にお申込みいただいた方に配信しております。 1/5量に減らした黄熱ワクチンの予防接種は有効 2015年以降のアフリカにおける黄熱のアウトブレイクの結果、黄熱ワクチンは品薄となっている。2016年にコンゴの首都、キンシャサで行われた760万人を対象とした黄熱ワクチンのキャンペーンでは、ワクチンが品薄であったため、WHOのガイダンスの元で妊婦を除く大人と2歳以上の小児を対象に1/5量でのワクチン接種を行った。接種者の前後でワクチンの抗体価を調査した。716名の調査ではワクチン接種後28日~35日後には705名(98%)名に抗体価が陽性となった。その中でワクチン接種前には抗体価陰性だった493名のうち482名(98%)が抗体価陽性となった。 写真出典:Centers for Disease Control and

【GMS】NEWS & TOPICS Vol.13 (Mar 2018)
世界の熱帯医学、渡航医学、感染症のニュース&トピックスをピックアップしてお届けします! このGMSニュースレターは、特定非営利活動法人グローカルメディカルサポートの会員およびマヒドン大学熱帯医学短期研修にお申込みいただいた方に配信しております。 黄熱ワクチン未接種のヨーロッパ旅行者がブラジルで黄熱病に罹患 黄熱ワクチン未接種のヨーロッパの旅行者(オランダ、フランス、ルーマニア、スイス、ドイツ)のうち10名がブラジルで黄熱に罹患、そのうち4名が死亡した。罹患者の多くはリオデジャネイロ近郊の森林が多い島(IIha Grande)に1~4週間滞在していた。 黄熱病は蚊が媒介するフラビウイルス感染で、南アメリカの一部の地域、サブサハラアフリカで流行している。黄熱病はしばしば無症状、もしくは軽い症状で済むことがあるが、罹患者のうち15%は重症化し、そのうち20%~60%は死亡する。2016年から現在まで都市部を含めたブラジルのいくつかの地域でヒトおよび霊長類において黄熱のアウトブレイクが続いている。 写真出典:Wi

【GMS】NEWS & TOPICS Vol.12 (Mar 2018)
世界の熱帯医学、渡航医学、感染症のニュース&トピックスをピックアップしてお届けします! このGMSニュースレターは、特定非営利活動法人グローカルメディカルサポートの会員およびマヒドン大学熱帯医学短期研修にお申込みいただいた方に配信しております。 コリスチン耐性に関わるプラスミド上の耐性遺伝子mcr-1を有する腸内細菌の増加 コリスチンは多剤耐性緑膿菌やアシネトバクターの治療薬として、切り札的に使用されるペプチド系抗菌薬である。一方で牛、豚の腸炎の医薬品として気軽に使用されてきた経緯がある。2015年に中国にて、伝達性のあるプラスミド上でのコリスチンの耐性遺伝子(mcr-1)をもつ大腸菌での検出が報告された。更に今回CIDの報告では、第三代セフェム系抗菌薬に耐性かつmcr-1を有する大腸菌を保菌するヒトの割合が中国で急激に増加していることが明らかになった。(January 2014; 0% [April 2011] to 15% [March 2016]) 今後の世界各国の腸内細菌の抗菌薬耐性状況については注意深く

Mar 31 2018 (Mar 2018)
皆 様 マヒドン大学熱帯医学研修の際にご要望が多かったタイ地域医療保健研修を 開催いたします。 ※タイ地域医療保健研修の募集要項は、下記URLよりご確認ください。 http://npo-gms.org/program/form.html Thasongyang病院の協力の元、2018年12月3日からの12日間、タイミャンマー 国境沿いのThasongyang病院で、医師2名を対象に研修を行います。 Thasongyangは自然にあふれた素晴らしい場所です。山や川は美しく、朝は 雲海を楽しむことができます。病院のスタッフは皆Hospitalityにあふれ、 特にTawatchai院長は国際的な活動、受け入れも積極的に行っており、素晴 らしい方です。 日本を離れ実際の医療を見ることは学びがとても多く、今回研修プログラム を組むことができること、大変うれしく思っています。 2週間のプログラムで最初の1週間は私も一緒に参加する予定です。 熱帯医学、タイの地域についてある程度知識があった方が望ましく、マヒドン 大学熱帯医学研修の参加者の方でご希望がありましたら、積極的に受け入れ をしたいと

【GMS】NEWS & TOPICS Vol.11 (Feb 2018)
世界の熱帯医学、渡航医学、感染症のニュース&トピックスをピックアップしてお届けします! このGMSニュースレターは、特定非営利活動法人グローカルメディカルサポートの会員およびマヒドン大学熱帯医学短期研修にお申込みいただいた方に配信しております。 エジプトのメンフィス発レジオネラ症のアウトブレイク 2017年6月にエジプト、メンフィスのホテルに宿泊した英国人と米国人がレジオネラ症を発症した。 水回りの環境調査ではメンフィスのホテルのプール、バスタブやプールのフィルターから低い塩素濃度及びレジオネラ陽性のサンプルが検出されている。その後の調査では同ホテルの宿泊客のうち92人(米国、英国、カナダ、オーストリア)がレジオネラ感染症に罹患していたと推測された。そのうち16人は入院加療を受けており、1人が亡くなっている。 MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2018 Jan 19; 67:77. ##他国でおきた渡航者の感染症アウトブレイクに対しては渡航医学、国の感染対策機

【GMS】NEWS & TOPICS Vol.10 (Feb 2018)
世界の熱帯医学、渡航医学、感染症のニュース&トピックスをピックアップしてお届けします! このGMSニュースレターは、特定非営利活動法人グローカルメディカルサポートの会員およびマヒドン大学熱帯医学短期研修にお申込みいただいた方に配信しております。 アメリカでのキャンピロバクター感染症の現状 出典:ウィキメディア・コモンズ キャンピロバクター腸炎はアメリカで最も頻度の高い食中毒の原因菌である。年間約130万人が罹患、約13000人が入院、119人が死亡している。キャンピロバクター腸炎のアメリカ国内での罹患状況についてデータベースから分析した研究が発表された。年齢別では0-4歳の小児の罹患率が高かった。場所の特徴としては、西部で頻度が多く、また田舎での罹患率が高かった。特にハワイ州での罹患率は高かった。白人に比べて黒人の感染率は低く、特に小児においてヒスパニック系住民の罹患率が高かった。海外旅行で感染した場合抗菌薬の耐性が高い特徴を認めた(シプロフロキサシン 旅行者60.2~67.5% 国内13.

【GMS】NEWS & TOPICS Vol.9 (Jan 2018)
世界の熱帯医学、渡航医学、感染症のニュース&トピックスをピックアップしてお届けします! このGMSニュースレターは、特定非営利活動法人グローカルメディカルサポートの会員およびマヒドン大学熱帯医学短期研修にお申込みいただいた方に配信しております。 抗寄生虫薬による消化管蠕虫の根絶の実現性は? World Health Assembly(WHA)の呼びかけで小児を対象として、2001年から消化管蠕虫(特にSoil-transmitted helminthesとSchistosomiasis)に対して抗寄生虫薬、Albendazole, Mebendazoleを1回使用し、駆虫する取り組みを続けている。WHOの報告によると世界中の小児のうち59%が駆虫薬の対象となる。AlbendazoleとMebendazoleは Ascaris(回虫)に対しては効果的だが、Hookworm (鉤虫), Trichuris(鞭虫)に対しては効果が弱い。 代替薬としてTribendimidineやIvermectinを含んだ併

【GMS】NEWS & TOPICS Vol.8 (Jan 2018)
世界の熱帯医学、渡航医学、感染症のニュース&トピックスをピックアップしてお届けします! このGMSニュースレターは、特定非営利活動法人グローカルメディカルサポートの会員およびマヒドン大学熱帯医学短期研修にお申込みいただいた方に配信しております。 洪水の後はレプトスピラ症に注意 2016年の8月ルイジアナの洪水の後、2例のレプトスピラ症の確定例が報告された(IgM陽性)。レプトスピラ症は人畜共通感染症で動物の尿に接触するか、尿で汚染された土壌や水で感染する。90%の患者は非特異的な発熱、嘔気、頭痛を訴えるが、結膜充血、ふくらはぎを中心とした筋肉痛、腰痛を訴える。10%が黄疸、腎不全、肺胞出血等重症となる(ワイル病)。洪水の後にレプトスピラが流行することは広く知られており、2009年のフィリピンの台風後には471名が入院、10%が死亡している。画像出典:国立感染症研究所 MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2017 Oct 27; 66:1158. Emerg Infect Di

【GMS】NEWS & TOPICS Vol.7 (Jan 2018)
世界の熱帯医学、渡航医学、感染症のニュース&トピックスをピックアップしてお届けします! このGMSニュースレターは、特定非営利活動法人グローカルメディカルサポートの会員およびマヒドン大学熱帯医学短期研修にお申込みいただいた方に配信しております。 謹んで新年のお悦びを申し上げます! 旧年中は弊法人の活動にご支援、ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。本年も一層の活動の充実を目指し、誠心誠意努力して参りますので、変わらぬご支援を何卒宜しくお願い申し上げます。 妊婦の尿路感染症は細菌感染でないことが多い(ウガンダ) 検査がしっかりとできない場所では症状のみで抗菌薬を処方することが多く、多剤耐性菌の増加につながっている。ウガンダでの2562例を対象にした研究では、妊婦で尿路感染症状を訴える症例のうち培養で尿路感染を確定したのは4%のみで、96%では不必要に抗菌薬が処方されていた。またESBL、多剤耐性菌の割合も多く、容易に手に入る抗菌薬では十分に治療ができない状況であった。 #日本でも症状のみで検査もほとんどせず尿路感染に対

【GMS】NEWS & TOPICS Vol.6 (Dec 2017)
世界の熱帯医学、渡航医学、感染症のニュース&トピックスをピックアップしてお届けします! このGMSニュースレターは、特定非営利活動法人グローカルメディカルサポートの会員およびマヒドン大学熱帯医学短期研修にお申込みいただいた方に配信しております。 アジスロマイシン高度体制を示す淋病感染症の流行(ハワイ) 淋菌感染症は性感染症の原因菌であるが、抗菌薬の感受性の低下は治療を困難にしている。以前使用されていたペニシリン、テトラサイクリンは世界的に耐性となっている。CDCのガイドラインでは淋菌に対してセフトリアキソン250mg筋注+アジスロマイシン1g or ドキシサイクリンが推奨されている。今回ハワイでの淋菌の抗菌薬感受性の調査では、7症例中全てからアジスロマイシン高度耐性株が検出された。セフトリアキソンの感受性も世界的に低下しており、淋菌の治療はますます難しくなっていくと考えられる。 Clin Infect Dis. 2017 May 26. MMWR Surveill Summ. 2016 J

【GMS】NEWS & TOPICS Vol.5 (Dec 2017)
世界の熱帯医学、渡航医学、感染症のニュース&トピックスをピックアップしてお届けします! このGMSニュースレターは、特定非営利活動法人グローカルメディカルサポートの会員およびマヒドン大学熱帯医学短期研修にお申込みいただいた方に配信しております。 ジカウィルス感染症は妊娠周数に関わらず、胎児の中枢神経障害を起こす(ブラジル) ジカウイルス感染症による胎児奇形、中枢神経障害の機序はまだ明らかになっていない。ブラジルにおいてジカウイルスに感染した妊婦から生まれた117例の新生児の検討では、42例が明らかな中枢神経の臨床症状もしくは画像の異常を認めた。妊娠週数に関わらず(III期は少ない)胎児の中枢神経障害が発生していた。(I期55% II期52% III期29%) N Engl J Med. 2016 Dec 15;375(24):2321-2334. ジカウィルス感染時の重症度、ウィルス量は胎児への影響と関連しない(ブラジル) ブラジルでの135例のジカウイルス

【GMS】NEWS & TOPICS Vol.4 (Nov 2017)
世界の熱帯医学、渡航医学、感染症のニュース&トピックスをピックアップしてお届けします! このGMSニュースレターは、特定非営利活動法人グローカルメディカルサポートの会員およびマヒドン大学熱帯医学短期研修にお申込みいただいた方に配信しております。 ブラジルでの新しいマラリアの流行( Plasmodium simium) 2015年~2016年にかけてブラジルリオネジャネイロ州で49例の P. simiumによるマラリア感染症の症例が報告された。臨床症状、血液像は P. vivaxに類似しており、Chloroquine, Primaquineへの反応も良好であった。Hypnozoiteを作るかどうかは現時点では不明であるとのこと。サルとヒトとで流行する人畜共通感染症である。 #人畜共通感染症であり、根絶は困難である。症状、血液像、治療の反応とも P. vivaxと同様で臨床的にはあまり困らないかもしれない(簡易キットの反応は不明)。薬剤耐性が少ないのが幸いだが、今後このマラリアがどのように広がりを見せるか注目したい。

【GMS】NEWS & TOPICS Vol.3 (Nov 2017)
世界の熱帯医学、渡航医学、感染症のニュース&トピックスをピックアップしてお届けします! このGMSニュースレターは、特定非営利活動法人グローカルメディカルサポートの会員およびマヒドン大学熱帯医学短期研修にお申込みいただいた方に配信しております。 乳酸菌が新生児の敗血症を減らした(インドでの研究) インドの田舎の村で4556人の健康な新生児を対象にRCTが行われた。 Lactobacillus+fructooligosaccharide (シンバイオティクス)を7日間投与した群ではプラセボ群と比べ、敗血症の発生率、死亡率が有意に少なかった。(Primary outcomeはSepsisおよび死亡率 (5.1% vs. 8.9%; P<0.001)。比較的安価、容易に準備ができるシンバイオティクスの効果に期待したい。 出典:Lactobacillus plantarum 22A-3 株@原料辞典 Nature 548, 407–412 (24 August 2017) クリ

【GMS】NEWS & TOPICS Vol.2 (Oct 2017)
世界の熱帯医学、渡航医学、感染症のニュース&トピックスをピックアップしてお届けします! このGMSニュースレターは、特定非営利活動法人グローカルメディカルサポートの会員およびマヒドン大学熱帯医学短期研修にお申込みいただいた方に配信しております。 タイで、デングワクチンの接種が可能となる(Dengvaxiaデングワクシア) デング熱ワクチンがタイFDAでも承認され、2016年末より、タイで接種可能となっている。接種対象者はWHOの指針では、デング熱流行地域(Seroprevalence 70%以上)に在住する9歳から45歳とされている。生ワクチンを0, 6, 12ヵ月の3回接種を行う。中南米と東南アジアで3万人に対して実施した臨床研究の結果、ワクチンの有効率は57~61%で、特に重症化軽減、入院率軽減の高い効果が見られた。ワクチン自体の副作用は少ないが、4つの血清型のうち重症化を起こしやすいDEN-2に対する効果が低いこと。再感染時の重症化の可能性があることが問題としてあげられる。生ワクチンなので妊娠中、免疫不全の患者

【GMS】NEWS & TOPICS Vol.1 (Sep 2017)
世界の熱帯医学、渡航医学、感染症のニュース&トピックスをピックアップしてお届けします! このGMSニュースレターは、特定非営利活動法人グローカルメディカルサポートの会員およびマヒドン大学熱帯医学短期研修にお申込みいただいた方に配信しております。 ノルウェー人女性が、タイ滞在中の鼻腔洗浄が原因で、アメーバ性髄膜脳炎に罹患し死亡 71歳のノルウェー人女性がタイに4週間休暇で滞在、帰国後に髄膜炎を発症し死亡した。ジョムティエンビーチ(パタヤ南)、チャーン島に滞在していた。普段からの鼻腔洗浄を継続しており、公共の水道水、地下水の水を使用していた。 原因となったネグレリア(Naegleria fowleri)は原虫の一種でFree living amoebaに分類される。暖かい環境で水場に生育が可能(池、沼、プール)、加熱、塩素消毒、UVにより死滅するが、不純物の混入や、水道管の距離が長いと塩素濃度が下がり汚染することがある。日本でも報告があり、水場に生息している。頻度は低いが診断、治療が難しく致死率が高い。 J




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