Mai Suzuki violinist アーカイブホーム
Mai Suzuki violinist アーカイブホーム
こちらは Mai Suzuki violinist アーカイブホームです。これまで配信されたニュースレターを閲覧出来ます。


2020.11 (Nov 2020)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.35 【空高く】    澄み切った青空に、美しい稜線の富士山。11月下旬の3連休にコンサートで訪れた山梨は、「秋高馬肥」の故事が浮かんでくる心地良い陽気に恵まれました。南瓜に栗、銀杏、柿、ラ・フランス…。深まりゆく秋は、食欲の刺激という悩みも深めています。  11月1日に東京・表参道の能舞台「銕仙会」で企画した特別公演「うつやか」は、日本舞踊やクラシックバレエとのコラボレーションで好評を頂きました。西洋のクラシック音楽に比べると「和」の芸能は抑揚が少なく、異質な二つを融合するための選曲から一苦労。そこで鍵となったのが、山中千佳子さんと信長貴富さんに委嘱した新曲でした。  信長さんによるヴァイオリンとチェロの二重奏曲は、タイトルが『秋色(しゅうしょく)の階調 ~長唄「菊づくし」をモチーフとして~』。階調はグラデーションの意で「秋から冬へと吹く風の色が変わるようなイメージ」を重ねたそうです。  山中さんが手掛けた『真玄 ~Shi

2020.10 (Oct 2020)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.34 【実りの秋】     短い夏を終えたヨーロッパは秋の気配が一気に深まり、木々も色付いてきました。 落ち葉が舞う遊歩道には栗が転がり、青果店にはマルメロ(西洋かりん)や洋梨が並びます。 日本も残暑は去り、肌寒さを感じ始める秋の入口。 「収穫」「実り」といった言葉が彩る季節のように、充実した日々を送りたい―。 そう思いを新たにしています。 10月21日は東京・渋谷の「美竹清花さろん」にて、ピアニストの實川風さんとシューマン、プロコフィエフにスポットライトを当てたプログラムをお届けしました。 心の病を患ったシューマン、階段から転落する事故の後遺症に苦しんだプロコフィエフ。 2人の作曲家が完成させたヴァイオリン・ソナタ第1番には、苦悩や狂気が漂います。 ただ、闇や死を近くに感じるほど、より一層輝いて見えるのが命や幸せ。 戦乱が渦巻いた時代に翻弄され、もがきながら、それでも生きようとした彼らのエネルギーを作品から感じ取り、演奏に込めました。 チケ

2020.09 (Sep 2020)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.33 【コラボレーション】     ヨーロッパ各地で新型コロナウイルスの感染が再拡大しています。 ドイツで予定されていた9月のコンサートは残念ながら延期に。 フランスでは南部マルセイユなどで飲食店が終日営業停止となり、首都パリでもバーに時短営業が適用されたそうです。 店やレストランに入るときは手指の消毒、屋外ではマスク着用が求められ、欧州の日常風景も様変わり。 1日も早く収束し、クラシックの本場でまた演奏できる日が戻ることを心から願っています。   8月下旬には、後援会メンバーをお招きした第2回の特別コンサートを渋谷・美竹清花さろんにて開催しました。 生の演奏を久しぶりに聴いて頂ける機会。 さらに、今回は目玉として本格的なライブ配信も行いました。 クラシックは音が命。 知識と技術に精通した専門家の協力を仰ぎ、マイクの位置からカメラワーク、配信方法など細かく事前に打ち合わせました。 共演者に応じてアンサンブルの音色も変わるように、映像や音声もコンサートを左

2020.08 (Aug 2020)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.32 【架け橋】     感染の再拡大が懸念される新型コロナウイルスは、音楽の形をも変えつつあります。 徐々に再開し始めたコンサートでは、マスクやマウスシールドを着用しての演奏を初めて経験しました。 息苦しかったり、ズレて気になったり、楽譜が見えにくかったり…。 音楽界も『with コロナ』の新様式を模索中です。   動画やライブ配信の取り組みもその一つ。 東京都の芸術支援事業「アートにエールを!東京プロジェクト」で創作した約5分半の作品が、ついに公開されました。 日本舞踊で師範の尾上博美さん、東京シティ・バレエ団に所属する岡田晃明さんと3人で織り成すコラボレーションは「文化の架け橋」がテーマ。 コロナが世界や社会を分断する中、ジャンルや文化を越えた芸術の繋がり、融合に新たな意味があると考えたからです。 まずは選曲に取り掛かりました。 元々あまり多くはないヴァイオリンの無伴奏曲から4、5曲をピックアップ。 踊り手に動画を送り、2人と

2020.07 (Jul 2020)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.31 【感涙】     それは、初めての感覚でした。 ヴァイオリンを手に舞台に上がり、集まったお客様と久しぶりに顔を合わせた時。 壇上に向けられた笑顔と温かい拍手に、感極まって涙が溢れてきました。 新型コロナウイルスの影響で遠ざかっていたコンサートに、約4カ月ぶりに戻ってきた感慨。同じ空間で音楽を直接届けることができる喜び。 何よりも、この日を待ち望んでくださっていたという思いが客席からストレートに伝わり、心が揺さぶられました。 期せずして涙してしまったことに動揺する自分の前には、もらい泣きでしょうか、目頭を押さえる方々の姿も見えました。   密を避ける万全の対策を講じるため、入場人数を制限し、座席の間隔も空けました。 それでも、会場にはお客様の熱、音楽への思いが満ちていました。 高校生の頃から本格的に演奏活動を続けてきましたが、これほどまでに公演のブランクが空いたことはありません。 演奏の場に恵まれていた過去を夢のように感じながら、感謝の気持ちとともに、ベートーヴェンのソナ

2020.06 (Jun 2020)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.30 【兆し】      新型コロナウイルスに伴う不要不急の外出自粛に、追い打ちをかけるような梅雨空。 じめじめとした重苦しい6月の空気はヴァイオリンにとっても厄介で、1683年イタリア製のニコロ・アマティもカラッとしたヨーロッパの風が恋しそうです。   コンサートの延期や中止が続く中、希望の兆しも見え始めています。 音楽の都、ウィーンでは名門ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が3カ月ぶりの公演を行い、国内でも観客を制限しながら緊急事態宣言の解除後では初となるオーケストラのコンサートが開かれました。 クラシックの調べを、多くの人が待ちわびているのでしょう。   ピアニストの實川風さんと渋谷・美竹清花さろんで共演する10月のデュオリサイタルは、チケット発売日に売り切れとなりました。 何か月も演奏の場を離れている悲しさと、先行きの見通せない不安は拭えませんが、また演奏を聴きたいと思ってもらえることが何よりの心の支えになっています。   コンサート再開

2020.05 (May 2020)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.29 【新たな挑戦】     テレワークにオンライン飲み会、スマホやクレジットカードの非接触型決済。 終息が見えない新型コロナウイルスの感染拡大は、人々の生活に様々な変化をもたらしています。   コンサートの中止や延期が続く音楽家にとっても、それは同じ。  先日、人生で初めてリモートでピアノとのデュオを収録し、ツイッターで公開しました。(https://twitter.com/MaiSuzuki_vn/status/1261322111584366592) 「おうちでパデレフスキ」の企画で弾いたのは、ヴァイオリンソナタの第一楽章。  若くして妻と死別し、音楽への献身を決意したイグナツィ・パデレフスキの作品です。 政界に進出してポーランドの初代首相を務めたことでも知られる彼のメロディは、悲しみや苦しみを乗り越えようとするエネルギーに溢れています。 まるで自分を奮い立たせるような音楽に、コロナ禍で窮屈な時間が続く現状も重ね合わせました。   ホールや

2020.04 (Apr 2020)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.28 【心の支え】      世界各地で猛威を振るう新型コロナウイルス。  大学卒業後に拠点を置いたドイツは死者が5千人を超え、スイスも1500人に達しました。  経済活動は制限され、見えないウイルスという敵におびえる日々。  フリーランスの音楽家も容赦なく打撃を受けています。   3-4月は公開、非公開含め10公演ものコンサートが中止や延期に追い込まれました。  来月以降も、5/5と5/7に東京と福岡で予定していたTGS(Tokyo Geidai Strings=東京藝大同期による弦楽アンサンブル)の定期公演が中止となり、5/10の「三大銘器聴き比べコンサート」(東京・赤坂)は無期限延期が決まりました。   この2カ月で唯一演奏の機会に恵まれたのが、3/22に渋谷イープラスカフェで片山柊さん(Pf)と共演した「サンデーブランチクラシック」。  デュオは2度目ですが、オープンなコンサートでは初めてでした。

2020.03 (Mar 2020)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.27 【恩師との再会】       ミュンヘンから電車で約2時間。冷たい雨が石畳を濡らすザルツブルクを2月中旬に訪れました。 2014年から2年間、モーツァルテウム大学に通った懐かしの場所。 久しぶりに眺める景色、街の匂いは当時と変わらず、薄れていた記憶も鮮明に蘇ります。 ただ、オーストリアでの思い出は楽しいものばかりではありません。 雨の多い気候、よそ者を必ずしも温かく迎えてくれない文化。コンクールが続く日々も必死でした。 あれから約5年。 多忙な中、時間をつくってくれた恩師ピエール・アモイヤルとの再会も、初めは緊張でぎこちなかったかもしれません。 それでも、かつての失敗談や互いの近況を話し合ううちに自然と笑みが浮かんできました。 苦しさを味わった時間も無駄ではなかった―。 夜の車窓から見慣れた街の灯りが遠ざかる時、郷愁に似た不思議な思いが芽生えていました。   ミュンヘンでは2人のピアニストと共演を重ねました。 柏本佳央理さんとは、モーツァルトやベートーベンなど

2020.02 (Feb 2020)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.26 【原点と決意】     2020年は、東京藝大の同期で編成するTGS(Tokyo Geidai Strings)の新春コンサートで幕を開けました。  2日連続の公演でコンサートミストレスを務め、初日は藝高、藝大と計7年間通った上野の森の旧奏楽堂で演奏。  蕨市立文化ホールくるるでの翌日は、ソロでヴィヴァルディの「四季」、長尾春花さんとバッハの「2台のヴァイオリンのためのコンチェルト」を披露しました。  このコンチェルトを弾くのは幼少期以来。新年に原点を思い出す舞台となりました。  同級生ならではの和気藹々とした雰囲気とアンサンブル力は、全員が一体となったエネルギーを生み出します。  5月5日には東京、同8日には福岡にて再びソリストを務める予定で、今から再演が楽しみです。   1月26日には「鈴木舞後援会」発足記念コンサートを開催し、モーツァルトやラヴェル、シューベルトの作品をお届けしました。  設立から1カ月余

2020.01 (Jan 2020)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.25 【明けましておめでとうございます】       新年明けましておめでとうございます。 旧年中は皆様のご支援のお陰で、大変実り多い1年となりました。 本年もコンサートでお目にかかれますこと、楽しみにしております。   令和元年は、コンサートやイベントでの演奏、アウトリーチと師走まで駆け抜けました。 先月は、パリ在住のピアニスト、鈴木隆太郎さんとのデュオは会場が超満員に。 ホールに入りきれずにロビーでお聴き頂く方も出るほどの大盛況で、ドビュッシーなどフランスの音楽を情熱たっぷりにお届けしました。   埼玉県内の学校コンサートではピアニストの片山柊さんと初共演。 3月22日には渋谷イープラスカフェで再び共演する予定です。   渋谷の美竹清花さろんでは、尾崎未空さん(Pf)尾池亜美さん(Vn)安達真理さん(Va)伊東裕さん(Vc)とブラームスのクインテットをメーンにしたコンサートを行いました。 ローザンヌ(スイス)やミュンヘン(ドイツ)でつながりが

2019.12 (Dec 2019)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.24 【冬の足音】     落ち葉で黄色に染まった散歩道。思わず足を止めたくなるクリスマスマーケットの出店。 日々厳しさを増す寒さの中でイルミネーションはきらめき、グリューヴァイン(ホットワイン)の香りがどこからともなく漂ってきます。 秋が深まり、冬の足音が聞こえてきた11月後半は、ミュンヘンで5つの公演機会を頂きました。   オーストリアの作曲家だけでプログラムを組んだリサイタルでは、シューベルトの「華麗なるロンド」を初披露。 さらにモーツァルトとシューベルトのソナタ、クライスラーの小品と盛りだくさんでお届けしました。 シューベルトのソナタは10月に日本でも演奏しましたが、異なる共演者とまた一味違うアプローチになり、新たな世界が広がったように感じました。 クライスラーはサロン向けのユーモアたっぷりな作品で、音楽を通して聴き手とダイレクトにキャッチボールをしている感覚に溢れます。 客席との距離はぐっと近づき、最後はたくさんの温かい拍手。表現が確かに伝わったと、実感を得ることが

2019.11 (Nov 2019)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.23 【〝怒濤〟の1か月半】     10月から11月初旬は〝怒濤〟という言葉がぴったりな1カ月半でした。   ヴァフタン・カヒッゼ(ジョージア)指揮による甲府市交響楽団との「ヴァイオリン協奏曲」(ブラームス)初挑戦をはじめ、室内楽やデュオ、ドッペルコンチェルトなど実に24公演。体力的にも精神的にもハードな秋は、同時に実りの多い時間となりました。   音楽の奥深さも感じました。大きなホールで弾くこともあれば、アットホームなサロンが会場となることも。楽器の調子、残響、集まって頂いたお客さんの反応、共演者からのレスポンスは、その時その時で違います。2日連続で同じ曲目、会場、共演者でも、湧いてくるインスピレーションは様々。そんな新しい発見と刺激を得られたのも、多くの演奏機会を頂けたからだと感謝しています。   ブラームスのコンチェルトは、まるで交響曲のようでオーケストラとの絡みが多い作品でした。リハーサルは本番前日の1回だけでしたが、オーケストラも私も集中を高め

2019.10 (Oct 2019)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.22 【オクトーバーフェスト】   オクトーバーフェストで賑わうミュンヘン。東京ドーム9個分にもなる広大な敷地内にはビアホールが立ち並び、民族衣装のディアンドルやレダーホーゼに身を包んで、音楽に合わせて踊り狂う男女で溢れかえっています。冬がもうそこまで迫る寒さの中、会場は熱気に充ち満ちていました。 1リットルの大きなジョッキに注がれたビールはアルコール度数が少し高めで、あちらこちらで「Prost (乾杯)!」の掛け声が響きます。ビアホールのほかにも、観覧車やお化け屋敷、そして泥酔に追い打ちを掛けるジェットコースターなど絶叫系の乗り物も充実。ネオンが夜空を照らし、巨大な移動遊園地のような空間でした。 先月末はミュンヘンにて3つのコンサートに出演。一曲弾き終わるごとに客席から漏れる感嘆やストレートな反応を感じることができ、心温まる舞台となりました。   6日はラジオ、NHK-FMの「リサイタル・パッシオ」(午後8時20-55分)に出演します。ピアニストの齊藤一也さんと、今パッシオ(情

2019.9 (Sep 2019)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.21 【駆け抜けた葉月】   日本の夏を過ごすのは、ヨーロッパに渡って以来8年ぶり。蒸し暑さとの戦いでもあった8月は、公開と非公開を合わせて10公演以上もの演奏の機会に恵まれ、忙しくも充実した時間となりました。いただいた沢山のご縁に感謝しております。 葉月のコンサートは、實川風さん(pf)とのデュオから始まりました。メインに据えたのは、ブラームスが友人の相次ぐ訃報に触れた後に書き上げた「ヴァイオリン・ソナタ第3番」。曲が生まれた地、スイスのトゥーン湖を7月に訪れ、孤独や悲しみ、不安が込められた作品のイメージを膨らませて臨んだ初挑戦でした。 息つく暇なく駆け抜けた1カ月で特に印象深かったのは、京都の能舞台でのコンサートです。橋掛かりから舞台上に進み入ると、ピリリと張り詰めた神聖な空気を感じ、一気に身が引き締まります。香しい檜造りの会場が弦楽器の音を豊かに響かせ、心地の良い音響空間でした。 先月はレコーディングも行いました。チェリスト内田麒麟さんの新曲「弦楽四重奏」は、どのパートも非常

2019.8 (Aug 2019)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.20 【ブラームスの住んだトゥーン】   いよいよ東京も梅雨明けですね!暑い日が続きますが、ヨーロッパも今夏は強烈な熱波に襲われています。日本と違って、冷房が完備されていない家がほとんど。空気が乾燥していて朝晩は気温が下がるものの、日中の暑さ対策は死活問題です。   7月11日は、中学生以来となる銀座・王子ホールでの演奏でした。同年代の素晴らしい共演者達と様々な編成でお届けした「フランス室内楽の夕べ」。ルクーやフランク、イザイの作品からのみならず、ホールの豊かで美しい響きにもインスパイアされ、リハーサルから音や演奏がどんどん変化していく、刺激的で濃密な時間でした。 本番ではお客様が集中して耳を傾けてくださっているのがステージ上に伝わり、お腹の底から湧き上がる音楽に身を任せながらのコンサートとなりました。 あるお客様から「時間が止まり、異世界に引き込まれたような感覚になった」との感想をいただきました。私もかつて聴きに行ったコンサートで同じ感覚を体感した記憶が残っています。「こんな音楽の

2019.7 (Jul 2019)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.19 【梅雨と室内楽】   梅雨真っ盛り。 久しぶりの日本の梅雨は、楽器にとっても苦行といえるシーズンです。 湿気で木が膨張し、接着剤が緩くなって隙間が開く。弓の毛は弾力を失い、松脂はベトベトに…。 状態によって音の出方が変わるので、日々楽器のご機嫌を伺いながらの演奏です。   先月最初の公演は、ピアニストの正住真智子さんと静岡県の小学校でコンサートでした。トークの間は元気いっぱいに盛り上がっていた子供達も、演奏が始まった瞬間に水を打ったように静まり、音楽に集中して耳を傾けてくれました。 弦楽器の室内楽に多く取り組んだ月でもありました。チェロとのデュオ、そしてプライベートの演奏会も含めると三つの弦楽四重奏のコンサート。 6月最後の演奏となった渋谷・イープラスカフェでのアレグロカルテットは、それぞれ個性豊かなメンバーの音楽が掛け算となって重なり、本番ではより一層皆で燃え上がりました。 アンコールには、メンバーのチェリスト、内田麒麟さんの作曲した弦楽四重奏より第2楽章を初演しました。

2019.6 (Jun 2019)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.18 【サンデーブランチクラシック】   ヨーロッパは夏の訪れを感じる季節になりました。日中の強い日差しは、肌がチリチリと焼ける感覚を覚えるほどです。 先月のコンチェルティーナ銀座でのリサイタルは、民族音楽をテーマに、ドヴォルザーク、シューマン、グリーグの隠れた名曲を演奏。同じ会場、同じプログラムで1日2回の公演でしたが、湧き上がる曲へのインスピレーションや、ピアニストの實川風さんと紡ぐ対話が同じになることはありません。ライブ演奏は一期一会だということを改めて実感しました。 さらに、お客様との距離が近い空間での演奏は、音楽を直接手渡しするような感覚で、反応もよりダイレクトに伝わってきます。会場いっぱいに広がった皆様の笑顔に、大変勇気付けられるコンサートでした。   今月はサンデーブランチクラシックにて2公演。 23日はチェリストの内田麒麟さんと、音楽のバイブルであるバッハ、ユーモア溢れるラヴェルのデュオ、そして超絶技巧のピアソラのグランタンゴのプログラム。 30日は1年ぶりのアレグロ

2019.5 (May 2019)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.17 【美しき五月】   モーツァルトの”春への憧れ”、シューマンの”美しき五月”、フォーレの”春”・・・ 様々な歌曲で春の喜びが歌われる5月がやってきました。   新緑が勢いよく芽吹く季節。川や湖に泳ぐカモの後を雛達が懸命に追う姿は微笑ましく、そこここに新しい命が息づいているのを感じます。 マーケットにはヨーロッパならではの春の食材、白アスパラやルバーブが並び、公園はバイエルン地方の伝統衣装を着て、ビール瓶を片手に春の陽気を楽しむ人々で賑わいます。 ドイツ人によく「あなたの月だね!」と言われるのは、ドイツ語で5月を"Mai”というから。発音もマイで、その上私は5月生まれ。 そんなこともあり、花の香りが街に溢れる5月はヨーロッパで一番好きな月です。   先月のミュンヘンでのリサイタルは、フランクやベートーヴェンのスプリングソナタなど、季節感のある華やかなプログラム。音楽の表情に合わせて、聴いてくださっている客席の空気も一喜一憂している様子がこちらにも伝わる、濃い時間でした。

2019.4 (Apr 2019)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.16 【サマータイム開始】    ヨーロッパはサマータイムが始まりました。雪の日、暖かい日を繰り返しながら少しずつ、着実にミュンヘンも春に向かっています。 ミュンヘン五大陸博物館での生田流箏曲・地歌演奏家の米川敏子さんとの共演は、大変印象深いものとなりました。 満員のミュンヘンのお客様は、珍しい日本の音楽に、緊張感さえ漂うほど集中して耳を傾け、終演後には楽器や邦楽について沢山の質問をいただきました。 邦楽は、洋楽以上に奏者の人間性が演奏にあぶり出されるように感じました。米川敏子さんの芯の通った歌声と迷いのない音運び。そして、亀川真理さんの溌剌とした軽やかな三絃の響きから温かいお人柄が伝わり、胸にじわりと染み入りました。 共演した曲は、バイオリンで演奏できるよう西洋の五線譜に書き直されたものでしたが、楽譜には書き表せないような邦楽独特のリズムやテンポ感、節回しがあり、お箏の演奏に馴染むよう、試行錯誤を重ねました。  翌週はパリでチェリストのグレイ理沙さんと初共演。ツィゴイネ

2019.3 (Mar 2019)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.15 【謝肉祭のシーズン】     ヨーロッパはカーニバルのシーズン真っ只中。ミュンヘンでも仮装をした人が目立ちます。カーニバルは5日の火曜日に佳境を迎え、翌日の灰の水曜日からイースターまでは断食の期間。甘いものを断ったり、動画サイトの利用を制限するなんて人も。 ミュンヘンの街中はようやく残っていた雪が溶け切り、ベランダに遊びに来るリスからも春を感じられます。   先月は東京で2つのコンサートがありました。 ピアニスト梅村知世さんと共演した朝活コンサートは、弱音も豊かに拾ってくれる響きの良い浜離宮朝日ホールで、まるで楽器も喜んでいるかのよう。リハーサルから本番にかけてどんどん音色が変わっていき、嬉しい驚きでした。 渋谷イープラスカフェには、ヴィオラの安達真理さんとの初デュオで再登場。 様々なキャラクターの充実したプログラムの合間に、バレンタインチョコじゃんけん大会を挟み、大いに盛り上がりました。 今月はミュンヘンの五大陸博物館で生田流箏曲・地歌演奏家の米川敏子さんと共演

2019.2 (Feb 2019)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.14 【「愛、恋、春」そしてヴィオラとのデュオ】      雪の結晶がふわふわキラキラ舞うミュンヘン。雪が積もると街の中も一気に明るくなります。 2019年はピアニスト尾崎未空さんと満席の東京庭園美術館でのコンサートで幕開け。終演後にそのまま飛行機に乗り、ミュンヘンでの卒業リサイタルでパガニーニ等の超絶技巧曲を演奏、そしてハイドンとメンデルスゾーンの弦楽四重奏をホームコンサートで演奏してきました。 メンデルスゾーンが18歳で書いた弦楽四重奏第2番は、美しくドラマティックな作品。彼の天才ぶりには畏怖の念を抱きます。日本でもいつか再演したいと思う傑作です。 さて、今月の都内でのコンサートは8日と10日。  8日は浜離宮朝日ホールで面白いコンサートイベント。 「朝活コンサート」と題し、10:30から小沼純一さんによる演奏を交えたプレセミナー、11:30からピアニストの梅村知世さんと「愛、恋、春」をテーマに、朝に相応しい爽やかなプログラムのリサイタルお聞きいただきます

2019.1 (Jan 2019)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.13 【明けましておめでとうございます!】     昨年も温かい応援と共にコンサートにお運びいただき、どうもありがとうございました。 おかげさまで、ニュースレター配信もスタートから1年が経ちました。 演奏を通して皆様にご恩返しができるよう、精進して参ります。 そして今年も新しいレパートリーにどんどん挑戦していきます!   今年最初の日本でのコンサートは1/19、東京庭園美術館にて、共にミュンヘンを拠点とするピアニスト、尾崎未空さんとデュオ。 妻への愛がこもったシューマンのロマンス、北欧の熱い作曲家グリーグが祖国愛を歌うヴァイオリン・ソナタ、薔薇の花が香るような華麗なサンサーンスのワルツ・カプリス、というプログラムです。 2/8は浜離宮朝日ホールで「春、愛、恋」がテーマの朝活コンサート。2/10は渋谷イープラスカフェにて、初めてとなるヴィオラとのデュオプログラム。 皆様に会場でお会いできますのを楽しみにしております。   一面雪景色のミュンヘンから皆様に感謝の気持ち

2018.12 (Dec 2018)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.12 【今年もありがとうございました!】     あっという間に師走半ばを過ぎ、今年もあとわずか。皆様にとってどんな一年でしたでしょうか? 今回11月から12月の帰国も、充実したものとなりました。 ミュンヘンでのトリオのコンサートの後すぐに帰国し、オーストリア、フランス音楽のプログラムを東京と山梨で演奏。レクチャーコンサートや、三善晃等の日本人の作品を取り上げたコンサートを経て、美竹清花さろんでのブラームスや、日本初演のシヴォリを含めた華やかなオペラの超絶技巧の数々をプログラムに据えたリサイタル(おかげさまで満席でした!)で、今年最後の都内のコンサートを終えました。 クリスマスは長野県宮田で演奏し、新たな年はドイツで迎えます。 今年も沢山の方にコンサートにお運びいただき、皆様の力強く温かい応援に支えられて一年を過ごすことができ、心からの感謝の気持ちでいっぱいです。 どうぞ楽しいクリスマスと良いお年をお迎えください。

2018.11 (Nov 2018)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.11 【オペラ珠玉の名曲たち】     ヨーロッパはサマータイムが終わり、あっという間に冬の空気に。皆さまお元気でお過ごしでしょうか。 10月のコンサートは、ピアノとのデュオに加えて、お箏とのデュオ、オーケストラとコンチェルトの共演と、バラエティ豊かなものとなりました。 コンチェルトでは、友人のドレス職人さんに作っていただいた、心のこもったドレスをお披露目。 コンサート当日の朝に届いた純白のドレスには繊細な刺繍やビーズがふんだんに施され、遠くから見ても近くで見ても美しく、まさにメンデルスゾーンにぴったりの装いとなりました。 今月はミュンヘンでピアノトリオのコンサートが予定されており、それが終わるとすぐに、また新しいレパートリーを携えて日本に帰国します。 ファウスト、ロミオとジュリエット、カルメン、タンクレーディ…愛を語る華やかなオペラの名曲たち。 ロッシーニとグノー、二人のオペラ作曲家がそれぞれ没後150年、生誕200年を迎えたのを記念して組んだプログラムは、パガニーニやその弟子

2018.10 (Oct 2018)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.10 【2018年秋の国内ツアー進行中!】   今回の国内公演は、山形にてピアニスト萩原麻未さんとの初共演。熱く燃え上がるようなフランクのソナタでスタートしました。 続く齊藤一也さんとのデュオツアーでは山梨、東京、名古屋、滋賀を周り、インスピレーションを共有しながら、音楽の喜びを感じる充実した本番を重ねてきました。   日に日に秋も深まり、いよいよ残り3公演です。 今月3日は戸越八幡神社で巫女舞とのコラボレーション。箏奏者の山水美樹さんとのデュオで、クラシックのみならず宮城道雄などの日本の曲も演奏します。 6日は練馬文化センターにて、オーケストラMIRAIとメンデルスゾーンのコンチェルト。私が初めてオケと演奏した思い入れの深い曲です。「情熱的に」と指示のある美しい旋律は、儚さをもたたえていて、歳を重ね、本番を重ねるたびに、味わいをより濃く感じるようになりました。 ソリスト、指揮者、オーケストラがエネルギーのキャッチボールをしながら作り上げる協奏曲。ライブに是非お運びください! 本

2018.09 (Oct 2018)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.9 【秋のコンサートシーズン到来】   ミュンヘンはあっという間に秋が深まり、今もぬくぬくと厚着をしてパソコンに向かっています。 今月は様々な場所でコンサートに出演します。最初のコンサートは、16日に山形でピアニスト萩原麻未さんと初共演。指揮者の山田和樹さんのトークとピアノ演奏もお楽しみに! 翌週からは信頼するピアニスト、齊藤一也さんと、山梨、東京、名古屋、滋賀のコンサートツアーが待っています。メインは二人で意気投合した、サン=サーンスのソナタ。ピアノ、バイオリン共に超絶技巧のロマンチックで華やかな曲です。 東京公演、イープラスカフェのご予約はこちらから。 6月のアレグロカルテットのコンサートの様子、インタビューも公開されています。こちらから、お読みいただけましたら嬉しいです。 来月10/6は練馬文化センターにて、オーケストラをバックにメンデルスゾーンのコンチェルト。指揮者とオーケストラとソリストの三者で音楽を創り上げるのは、ワクワクする大好きな作業です。 ここでは小、中学校の同級生のドレス

2018.08 (Aug 2018)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.8 【新たな出会い】   この七月は初めてのレパートリーにチャレンジしました。  長野で演奏したベートーヴェン七重奏曲。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、クラリネット、ファゴット、ホルン、という一風変わった編成による室内楽曲ですが、バイオリンパートがとてつもなく難しい。まるでコンチェルトのようなテクニックが必要で、コンサート直前には受験生のようにさらいました。  ここでN響、読響や、ドイツのトップオーケストラで活躍されてきた大先輩方と音楽づくりをすることができ、大きな勉強になりました。ベテランの奏者とご一緒することで、アンサンブルの奥義の一端に触れた思いでした。  もう一つは、いつもお世話になっている美竹清花サロンで、幼少の頃から大好きだったベルギーの隠れた名作、ルクーのヴァイオリンソナタの初挑戦でした。  循環形式と言って、一つのメロディーが何度も姿を変えて登場するのですが、少しずつ移ろいゆく表情が万華鏡のようで、たまらなく美しい曲です。こ

2018.07 (Jul 2018)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.7 【ロマンティシズム溢れるプログラム】   帰国から10日程が経ち、ようやく東京の暑さに慣れてきました。あっという間に梅雨が明け、いよいよ夏本番ですね。 6月はバラエティーに富んだ公演に出演しました。 個性豊かでエネルギー溢れるカルテットはアンコールまで大いに盛り上がり、日本人作曲家特集のリサイタルでは、作曲家自らに曲への思いを語っていただきました。そしてプライベートのレクチャーコンサートはバッハから現代までのクラシック音楽の変化を、時代を追って聴き比べていただきました。 今月は、東京と長野でコンサートに出演します。 21日(長野県 )22日(東京)にピアニストの渡邊智道さんとリサイタル。 ベルギーの作曲家フランクの、人生を語るようなドラマチックなソナタ。フランクの最後の弟子であった夭折の天才、ルクーのソナタは、ロマンチックで情熱的。 それに加えてサラサーテの「カルメン幻想曲」等、暑さをも吹き飛ばすような、ラテンの血が踊るプログラムです。 今週の長野県宮田でのコンサートは、室内楽であり

2018.06 (Jun 2018)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.6 【ヨーロッパ式の誕生日の祝い方】   ドイツは初夏の陽気。21時頃まで明るく、爽やかな風が気持ちの良い季節です。 先週、五月の末にミュンヘンで誕生日を迎えました。 私の名前 "Mai" は、ドイツ語で五月の意味で、読み方も一緒。日本で名前に生まれ月を入れることは珍しくないですが、こちらでは多くない様で、ドイツ人にいつも驚かれます。 ヨーロッパでの誕生日は、お世話になっている人に日頃の感謝を伝える日。誕生日を迎える本人が、友人達をご招待、おもてなしする習慣があります。 私も今年はささやかな手料理で近しい学友達をもてなし、お祝いしてもらいました。 いつも応援してくださる皆様への感謝の気持ちを新たに、音楽も、そして人間も深めて行けるよう、新しい一年も日々精進して参ります。 さて、次回の日本帰国も迫って参りました。 6月23日のリサイタルは、日本人作曲家特集。巨匠、三善晃と芥川也寸志の曲とともに、現代に活躍する若手作曲家の曲を演奏致します。 聴きやすい曲ばかり。クラシック音楽の「和

2018.05 (Apr 2018)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.5 【春の日本滞在後半】 あっという間に初夏のような陽気になりました。いよいよゴールデンウィークですね。もうご予定はお決まりでしょうか。 明日28日は、OTTAVA インターネットラジオに生出演します。出演は15時台の予定。どのような内容になるのか、私も楽しみです。 是非お聞きください。  -OTTAVA      -番組の聴き方 (昨年12月に出演したラジオ”Memories & Discoveries”のアーカイブをお聴きになりたいかたはお問い合わせください。お送りいたします。) 5月3日は河口湖畔のオルゴールの森美術館、そして翌4日は東京ビル TOKIAで演奏。連休最終日の6日は、現代音楽のコンサートに出演します。 そして今回の帰国の目玉である、第一生命ホールでのリサイタルは5月15日。CDに収録したプーランクのソナタをメインに、ツィガーヌや人気のタイスの瞑想曲などを、山野雄大さんの解説を交えてお届けします。 お誘い合わせの上、お越しいただけました

2018.04 (Apr 2018)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.4 【ベートーヴェンで感じる"春"】 巨大な白アスパラ、シュパーゲルの季節になりました。皮をむいて茹で、バターと卵黄を混ぜたソースをかけていただきます。 ドイツの春の楽しみの一つです。 先月は印象深い演奏会が2つありました。一つは末吉陽子さんによるライブペインティングとの競演。演奏曲や解説にインスピレーションを受けたとの事、刻々と変化し、色づき命が吹き込まれてゆくさまは圧巻でした。 もう一つはヴァイオリンの聖地、イタリアはクレモナでのコンサート。私のパートナーである楽器、アマティの生まれ故郷です。 アマティの弟子であったストラディヴァリウスの名を冠した博物館。そこに展示されている、同じくアマティの弟子のグァルネリ・デルジェスが製作したPrince Doriaをコンサートで演奏しました。 妖艶で力強い低音に、輝かしい高音。まるで楽器に意思があるかのような音色は病みつきになりそうでした。 今月の帰国は長く、一ヶ月ほど日本に滞在します。 最初のコンサートは22日、駒込のアットホームなサロンで、この季節に

2018.03 (Mar 2018)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.3 【春の気配】 ひとときのミュンヘン。花粉の心配なく、思いっきり外で深呼吸ができる幸せ。 こちらはまだまだ寒いですが、スーパーに並ぶ野菜や果物、柔らかくなって来た陽射しから、春が近づているのを感じます。 今月末にはサマータイムが始まり、ヨーロッパの長い冬も終わりを迎えます。 来週末は、東京・春・音楽祭 の街角コンサートに出演します。 3月16日は大手町、17日は上野駅で、福原彰美さんとトークを交えて様々な名曲を演奏。上野駅では、末吉陽子さんのライブペインティングと協演します。 両日とも無料公演ですので、お気軽にお立ち寄りください。 少し先ですが、5月15日に晴海の第一生命ホールで實川風さんとリサイタルをさせていただきます。それに先立ち、web上にインタビューが掲載されました。演奏に対する想いから高校生時代のプライベートな思い出話まで、山野雄大さんの聞き手で充実の内容となっております。 ▶︎ アーティスト・インタビュー 鈴木舞、實川風 また、3月18日発行の無料音楽雑誌「ぶらあ

2018.02 (Jan 2018)
ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.2 【寒い冬に熱い音楽を!】 東京は48年ぶりの大寒波だそうですね。皆さまお風邪など召されていらっしゃいませんでしょうか。 次回の帰国の折、2/25(日)には極寒の地ロシアの作曲家、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を演奏します。 私が3年間学んだローザンヌ音楽院のクラスメイトは、半数以上がロシア人でした。 ロシア人というと無愛想で笑わない、というイメージがありますが、私が知るロシア人は、困った時に最初に手を差し伸べてくれる友人たちでした。 熱い心を持ち、仲良くなるとよく笑い、そして信じられないくらいよく飲み、どんと構えて自分の人生を受け入れるファタリスト。なんて暖かくって強い人達なのでしょう! チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲からは、そんなロシアの国民性や雄大な風景が感じられます。 3/2(金)は、ヴァイオリン、チェロ、ピアノによる室内楽のコンサート。 昨年12月にピアノ五重奏を共演したピアニストの尾崎未空さん、イギリスを拠点に世界で活躍するチェリスト、伊藤悠貴さんと共に、ハイドンのピ

2018.01.07 (Jan 2018)
明けましておめでとうございます。 ヴァイオリニストの鈴木舞です。 昨年は念願のCDデビューを果たし、 そして沢山の素晴らしい出会いがありました。 このご縁、そして応援くださる皆様に 感謝の気持でいっぱいです。 聴いてくださる方があって はじめて演奏家でいられます。 2018年も皆様とのご縁を大切に 日々精進してまいります。 新しい年が素晴らしい一 年になりますよう 皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。 皆様お元気でいらっしゃいますでしょうか。 本年より、これまでにお目にかかりお名刺をいただいた皆様に、ニュースレターを送らせていただきます。 コンサートのご案内や近況などをお届けします。 ご不要の方は、お手数ですがメール下部よりお手続きをお願い致します。 その他コンサートなどのお問い合わせは、このメールにご返信ください。 【スリリングなドイツのニューイヤー】 4年ぶりでしょうか。久しぶりに日本で年末年始を過ごしました。目にも舌にも美味しいおせち料理と、優しい




Mai Suzuki violinist
ニュースレターに登録